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球状硝石の採集 第一話 「出発」

<19日午前 中央広場>

エルは集合場所に向かいがてら、露天の果物などを物色していた。

エル:「やー、晴天晴天。仕事に出るには良い日和だねー。あ、この林檎美味そう。お姉さーんその林檎もらえる?えーと、そうねー。10個ぐらい?」
   (寄った中央広場の露天で店子に声を掛ければ、両手を広げて数を示す)

店員:「あ、はい。10個ですね。 贈り物ですかー?」

などと言いながらにこやかに対応してくれる。
贈り物だとして別にラッピングをしてくれるとかそういうわけではない。

<19日昼 南門内側>

19日昼…南門の前には五頭だての大きな馬車が停まっていた。
外見は普通の幌つきの荷馬車なのだが、
御者台の横には魔法学院の紋章が描かれた40センチ四方の旗が翻っていた。

御者台の横では御者を務める小柄な男が、オルタネータと荷物の数の確認をしている。
エルは、一足先に到着しているレンのところにたどり着いた。


エル:「…うん。うま。」
   <ん。学院の旗…アレかねー>
   (林檎を齧りつつ、目的の馬車らしきを見つけると林檎の芯まで食らって目的の馬車へと歩を進める)


エルのほかにも、馬車の方向へと歩いていく男が居た。

ホリィ:「白竜秘湯ツアーだと思ってたのに。思ってたのに。・・・銀貨10枚も奮発しちゃったのにさ。酷いやレンレン。・・・はァ。」
(とぼとぼと陰気な顔で歩いてくる咥え煙草の男)


<挨拶>

レン:「こんにちは、よろしくお願い致しますです。あ、レンって言うですよ~。謳歌いですぅ。」
   (オルトと御者に向かってぺこんとお辞儀。御者には初めて逢うので名前を名乗る。)

エル:「やー、おはようございます。今回鉱石採取に参加するエルディアスです。暫く宜しくお願いしますねー。」
   (オルトと業者に笑顔を見せ、会釈)

オルト:「こちらこそ、よろしくお願いしますね。」
    (レンの挨拶ににこやかに応えて、軽く頭を下げる)

御者を務める男は、ひげもじゃでやや背が低く、がっちりとした 一見大柄なドワーフを思わせる風貌の男だった。
御者:「……よろしく。」
   (ぼそっと応えて頭を下げるが、すぐに馬のほうを向いてしまった。)

オルト:「こちらは今回御者をやってもらう、ハンスさんです。道中よろしくお願いします。」
    (名乗らない御者の変わりに紹介をした。)

アーク:「どーもー。・・・集まってる?」 
    (のんびりとした足取りで馬車へと歩いてくる)

アーキス「・・・・・・・・・」(荷物片手にマイペースでやってくる)


アークもレンを見つけて声をかける。

アーク:「いよぉ、今日も根拠も無く元気そうでなによりだ
     今回は世話になる。よろしくな」 
    (馬車を一通り眺めながらレンに向けて軽く手を挙げる)

オルト:「今回はよろしくお願いします。」
    (他の面々の姿も見つけて、頭を下げている。)


レン:「荷物置いちゃいますね~。」
   (邪魔にならない場所を選んで自分の荷物を載せる。車輪や連結部等、足回りのチェック。
    小首を傾げながら他に何をチェックすれば良かったのか思い出そうとする。)
   <ぇ~と?後は何をチェックすれば良いでしたっけ???>

馬車はさすがに学院の持ち物だけあってオルトやハンスもしっかりとチェックをしているようだ。
なんら問題となりそうなところはない。

エル:「………。」
   <…ま。今回は無いと思うけどねー。内容が内容だし。>
   (馬車に乗り込む前にこの馬車に対して不審な目線を感じないか。また、妙にこちらを捉えている視線は無いか視線を動かし、感覚を研ぎ澄ます)

エルが見渡したところ、周りに不審な人間は居なさそうだな、と思った。

レンとホリィは馬のほうにも挨拶に行った。

レン:「レン、だよー。宜しくですぅ~♪ お名前なんて言うですか~? お歌歌うけど平気かな?」
   (馬の死角に入らないよう気をつけて近寄り、ゆっくりと鼻先に手を近づけて挨拶。
    触れそうならそっと抱きついてスリスリ。 音に対して過敏かどうかと性格を探ろうとする。)

問題なく挨拶ならできるが、当然歌に反応するかどうかまではわからない。
レンが考えていた所で

ハンス:「脅かそうとしなきゃ、楽器も歌も問題ない……。」
    (レンのすぐそばでぼそり、と応えると非常用と思われる飼い葉が入った箱を積み込みに行った。)


ホリィ:「やぁパカパカ君。道中宜しくね。キリキリ働こうぜ。」
(馬にも毛並みを撫で撫でご挨拶)

ホリィの言葉を理解してか知らずか
馬は上機嫌で撫でられていた。

<自己紹介>

レンの提案により、メンバーを紹介する流れになった。


レン:「エルるん、です。 剣が大好きですぅ?」
   (こっちこっちーと嬉しそうにエルを手招き。何かぎゅっと抱きかかえて頬擦りする真似。)

エル:「そーなんですよーっ。剣大好きなんですー。何か名剣から奇剣、魔剣やら何でも良いネタ知りません?伝説でもいいっすよーっ。」
   (レンに紹介されればそれはそれは嬉しそうに肯定した)

エル:「というわけで、ども、エルディアス=イストっすー。主に盾を務めると思うけども、初めましての人も前にご一緒になった人も改めてよろしくね?」
   (ニ、と笑むと右手を差し出し、一人一人握手を求める)

ホリィ:「ん、よろしくねーん。」
(わきわきと手を動かしにこやかに握手に応じる。他にもあればそちらにも。)

他にもルカ、アーキスらと握手を交わすエルだったが、

アーク:「あ、わりぃ。手を握るってのはちょっと勘弁してくれ
     大事な商売道具だ、お手軽に預けるわけにはいかないんでね
     そうそう、道中頼りにしてるよ。オレ荒事苦手だからさ」 
    (片手で詫びる仕草をして見せる)

アークには振られるのだった。


レン:「ルカさま。美人剣士さんです。ダークエルフもさっくりで格好良いの~~~。」
   (ザシュッっと剣で敵をはぎ払う真似。何故かレンが得意そう。)

ルカ:「や、なんか紹介が前より派手になってない?
ま、いっか。そーゆーわけで、よろしくね」
(レンの紹介に、軽く笑って片手を上げる)


レン:「ホリィさまは武道家ですよ~。レン、危ない所沢山助けて貰ったです。」
   (シュッ…シュッとパンチを繰り出しながら紹介。えへぇんと胸を張っている。)

ホリィ:「はいはい。ご紹介に与りましたホリィサマです。くるしゅうない、近う寄れ寄れ。まァよろしゅー。」
(煙草を踏み消し、半笑いで片手をひらひらご挨拶)


レン:「アーさま…アーキスさまです。魔法を沢山知ってるですぅ♪ クマーも倒せるですよ~。」
   (杖を振り回す真似。ドカーンと効果音付きでエネボを使うときのアーキスの仕草を真似たり。)

アーキス「・・・・・・・・・」(自分からは何も言わず、ちらっと知らない顔と名前だけ自分の中で一致させておく)


レン:「アークさまですー。アークさまとエルるんはお仕事ご一緒出来るの初めてなので楽しみなの。」
   (うふうふと嬉しそうにアークを紹介。)

アーク:「オレはアーク。まぁ、いわゆる「とれじゃーはんたー」だ。
     始めましてのヒトもお久しぶりのヒトも道中よろしく」 
    (簡単な挨拶の後、すっと一礼をして面子を確かめる)


続いて今度は依頼者側の二人を仲間たちに紹介する。

レン:「お世話になるオルトさまとーハンスさまですー。」
   (にこぱぁっと嬉しそうに2人を紹介する。)

オルト:「オルタネータと申します。オルトとお呼びください。
     お若い方々ばかりで少々驚きましたが、みなさん頼もしい経歴の持ち主だということで
     堅実な働きを期待しています。 今回はよろしくお願いします。」
    (にこやかに言うと、軽く頭を下げた。)

ハンス:(軽く頭を下げると、そのまま御者台のほうへ引っ込んだ)

オルト:「ハンスさんは、自分が必要だと思ったことしか言わない代わった方ですが、
     仕事は堅実です。私共々よろしくお願いします。」
    (ハンスを眺めながら皆に紹介した。)
    

<乗車> 

ホリィ:「ま、旅は道連れ俺情けねェ。泣かないもん。・・・ま、優秀そうな人が多いと楽で良いねェ。」
(少しでも快適な旅にしようとさっさと馬車に乗り込みマイスペース確保)

エル:「~♪」
   (背負い袋から毛布を取り出すと、気分上々に畳んで畳んで畳んで畳んで畳んで尻が痛くならないようにクッション代わりにする)

そのころ既にルカは先んじて確保していたスペースに自分の荷物とクッションを準備していた。
レンもわきで自分のスペースに毛布を敷いている。

アーク:「さてと・・・楽しい旅になるといいな」
    (乗り込む前にぼそりと呟き、中へ入ると自分の場所を確保する)

アーキス「・・・・馬車・・・」
 
アーキスが荷物を放り込んだときには、既に他のメンバーが中にスペースを確保していたが、
人数の割りに広い馬車の中ではそれほど問題にならなかった。

<出発>

レン:「どっか大丈夫な所でレンにお馬さんの操り方を教えて貰えませんですか~?」
   <冬だし…雪の方に行くからダメかなぁ???>
   (キラキラと瞳を輝かせて御者にオネダリ。)

ハンス:「五頭だては……間違えると危ない。」
    (馬を眺めたままそっけなく応える)

すぐにおとなしくなったレンを見て、ハンスがまた口を開いた。
左前から右側に三頭を指差し、次に左後ろ、右後ろの二頭を指差し

ハンス:「ロイド、グラール、アン、ジャック、マリアだ。」

それだけ言うと、ハンスはまた黙って馬車を走らせはじめた。

馬車は一旦方向転換し、流れに沿って門の前へと陣取る。
オルトと門番がなにやらやり取りをし馬車の中を見せた後、門が開いて昼間の外周区が姿を現した。


馬車は広い外周区の道のりを進んでいく。

レン:『♪いざ出発、足元で。
    ザクザク砕けろ霜柱。

    向かう先には白峰の立つ
    竜の霊峰 白竜が峰。

    雪や氷もなんのその。
    狼、コウモリ、なんのその。
    力併せて立ち向かえ!

    さぁ出発、揚々と。
    お宝目指して突撃だ♪』
(リュートを取り出し、馬を驚かせない様注意しつつおもむろに出発を歌った。)

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