Re: RM 『詩人ギルド』 (レン PL 睡蓮)

"rsc98642" <rsc98642@nifty.com>
Wed, 1 Oct 2008 21:03:20 +0900


ども、担当GMです。
レンの行動結果をお伝えします。

> ○冗談を言われてるのかと思わず2人を観察してしまいます。
> レン:<命と引き換え…???>
>    (一瞬、何を言われたのだろうときょとんとしてしまう。女優と男優、2
> 人を交互に見比べたり。)
>

彼らはレンを初めから居ない者だったと言わんばかりに気にもかけず
次の演舞の準備をし始めた・・・既に次の演奏者は決まったようだ。

彼女の言葉の意味が解らない・・・解らないからこそ不安は募る
そして、黒い戦士の背は、演奏から遠ざかる
歓喜なる世界は自分には相応しくない。と言わんばかりに

其の背に続く1組の男女・・・
細身の黒ずくめの男と、淡い水色の衣を纏った女性。
男の腰には大きなナイフが、女性の手には透き通った水色の竪琴が抱えられている。

> レン:<レンが謳うのは生命(イノチ)の謳…生きる事の悦びなのに…。>
>    (じわぁっと涙が溢れそうになり、リュートを背負いなおせば。2人の背
> 中越しにチラリと見えた黒甲冑の戦士の後をとっさに追いかける。)
>

観客の人垣を退けて、戦士の背を追えば、既に戦士は広場を抜け西へと向っている。

> レン:(クーガ?を追いかけつつ、先ほどの女優の言葉が気にかかる。真意を推
> し量ろうと何度も何度も2人の言葉や態度を反芻する。)
>    <何で? どぉして??? 一緒にお仕事した方達、誰も死んで無い…死ん
> でないのにッ!!>
>

休日の人通りの多い道の中、通りすがりの者達は彼等を自然に避け
其の歩を阻むことは無い、彼らはそのまま路地へと入り込む

レンが人垣を縫って走っても中々追いつくことが出来ないが
入った路地はなんとかわかる程度に追う事は出来る。
僅かに見える背を只管追う・・・歌声が聞こえる。

走る・・・何時もの知っている彼なら立ち止まるだろう。(歌声が聞こえる)

走る・・・何を間違えたのかが解らない(歌声が聞こえる)

走る・・・追いかけてどうするのだ?(歌声が聞こえる)

走る・・・あれはクーガなのだろうか?(歌声が聞こえる)

気が付けば路地裏には人影は無い(歌声が聞こえる)

誰かに見られている気がする(歌声が聞こえる)

建物の影には武器を持った男が居るかも知れない・・・(歌声が聞こえる)

自分には戦う力が無い(歌声が聞こえる)

誰かに付いて行く事しか出来ない(歌声が聞こえる)

誰かを救うことも 自ら足で進むことも出来ない(歌声が聞こえる)

此処で殺されても誰も気が付かない(歌声が聞こえる)

誰かがレンを狙っている(歌声が聞こえる)

そして・・・
レンの足は止まり、路地裏で膝を抱え物音に怯え
誰にも見つからないように隠れて泣く事しか出来なくなっていた・・・

平静を取り戻し目を赤くして表通りに出れば・・・既に空は茜色に染まっていた。


以上




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