MM :「濃霧調査」 _Turn010

Y NAKADA <miruani@hotmail.com>
Sun, 24 May 2009 12:27:27 +0000


ども、濃霧担当GMです。
大変長らくお待たせしました!ようやくアクション結果返せそうです。
運が良かったのか悪かったのか( 新型インフルではなかったようで
医者から言われたのが渡航暦、熱、喉の痛み、咳の有無が判断材料だそうで。
皆さんもインフルもとい風邪には気をつけてくだし><
それではアクション結果をお伝えいたします。

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> フィア:「・・・・・・・。」
>     <竜ではなかった・・・。けれど・・・二対の羽。この姿は・・・>
>     (風になぶられる髪を指先で押さえ、眼前の存在にただ視線を注ぐ)

精霊:「何、他に何か言いたい事でもあるの?」

決して友好的とは言えない態度をとる精霊、
御伽噺に出てくる妖精のような姿形は童話で読んだことがあるかもしれない。
何も喋らず大人しくしていれば可愛げがあるというに。

> ゼロ:「・・貴女の・・強い意志は分かりました・・。
>     ・・・でも・・・貴女が感じている・・この悲痛な感情は・・一体・・?」
>    (精霊から流れ来る感情を受け、まっすぐに視線を投げかけ)

> シェーン:<…悲痛な感情…ですか…>
>      (精霊の表情などから感情が読み取れないか観察する)

> フィア:「悲痛・・・?
>      ・・・翼を持つひとよ。あなたの抱く感情の理由を聞くことは・・・?」
>     (ゼロに視線を向けたあと、躊躇いがちに問う)

精霊:「…貴方達には関係――」

ニーディ:「関係あるよ!アリーシャお姉ちゃん!!」

眉間に皺を寄せ声を荒げる精霊に対し声を張り上げ割り込むニーディ
ニーディは一歩、二歩前に出てアリーシャと呼んだ精霊を見上げる。

ニーディ:「ニーディは知ってるよ、お姉ちゃんが優しい精霊さんだっていうこと。
      今のお姉ちゃんは何か怖いよ…どうして?」

> ユーリ:「…姿をさらさぬでも竜に化けて人を追い払うでも無く…。
>      …エイラフォートの人間にわざわざその今の姿を見せた理由は…?」
>     (砦で行動する理由、作業者達に如何かしたかったのかを質問。)

アリーシャ:「見せたといっては語弊があるわね。
       不本意ながら見えてしまった、が正解よ。
       竜の姿を維持するのも大変なのよ、調度休憩してる最中に見られたのね。」

> シェーン:「この地の精霊たちが荒れ始めたのはいつごろからなのでしょうか…
>       あの城とは何か関係が?」
>      (精霊を真剣な目で見つめつつ、問いかけ始める)

> メルディア:「苦しくなかったらこんな劇的な変化、出ないわよね。
>        ニーディはこのこと知ってた?」
>        (苦痛について考えを巡らせながらニーディに声をかける)

> ユーリ:「…一方でニーディは『城に絶対行かない』とか言っていたな…?
>      …ヨトナの精霊を鎮める方法はあいつとは違うのか…?
>      …城に寄らない理由とは…?」
>     (ニーディが城に寄りたがらない理由と、精霊とニーディの思惑の違いが無いかを確認しようとする。)

アリーシャ:「ニーディは知らないし何故城に行きたくないか…本人は原因もわからないわね。
       …不本意だけど教えてあげる。そうでもしないと貴方達は帰ってくれそうにないからね。」

力づくでもいいんだけれどニーディがね…とぼやくアリーシャ。
冒険者達を見渡す精霊の目は最後、ニーディへ向けられる。

アリーシャ:「…これから話すことは木陰でうたた寝しながら聞かせたお話とは全くの別物
       ニーディ、本来なら貴方は知らなくてもいい話…残酷で、悲しくて、無力を感じる話。
       それでも聞くというなら、この場に残りなさい。」

毅然とした態度が揺らいだ。肩を落とし、表情を歪めるその姿は苦痛に耐えている人間そのものである。
その姿を目にしたニーディは頷いて、幼くとも胸に拳をあてキッとアリーシャを見つめる。

アリーシャ:「異変が起きたのは…そうね、城が実体を表した日ね。
       あの城が姿を現した瞬間、ここの精霊達は皆おかしくなったわ。 私を含めてね。」

      「突然力が溢れ出したの、それこそ力を一振りしただけで城を崩せると思えるくらいね。
       同時にある種の感情が私達に流れてきたわ。 
       …それはヒトへの憎悪…追い出したい、殺したい、この地から一欠けらもなく消し去りたいってね。」

アリーシャの視線が一瞬、冒険者達に鋭く突き刺さる。
その視線に威圧めいたものを感じる。

アリーシャ:「あの時は助かったわ、誰もいなくて。 
       もしニーディや他の人間が居たら…この手にかけてしまっていたかもしれない。
       他の精霊も同じ。姿形を表せない精霊も同じような現象を受けていた。
       どうなると思う?精霊達が全員我を失うほどの力と憎悪を手に入れたら。」

      「そう、言わなくてもわかるわね。
       放っておけば精霊達は人間だけならず木々や同胞…力を揮えれば対象はなんでもいい、
       ありとあらゆる物を破壊していたでしょうね。」

      「暴走した精霊は鎮めなければならない。鎮める方法は精霊も人間も同じ。
       だからこそ今まではヨトナの調律師が鎮めるのに協力してくれたけど、今回は規模が違う。
       湖全体を覆い尽くす狂気は一精霊が、一人間が対処できる力ではなかった。
       …いや、精霊は何もできなかったわね。自分自身を抑えるので精一杯だったし。」

アリーシャ:「けど、大精霊…ウル様だけは違った。
       ウル様は私達を統括するこの湖の管理者…この湖の一番力を持つ精霊よ。」

      「ウル様は湖で暴走する精霊達の大部分を取り込んで鎮めた精霊達を徐々に開放していったわ。
       開放された精霊達は今まで通りの力で普通に生活している…けどね。」

アリーシャ:「蓄積した力は何処へ行くと思う?憎悪に満ちた心は消えてしまったの?
       そうじゃない、ウル様は負の部分だけ残して精霊達を開放していっただけ。」
       
      「溜まった力と感情はいつ暴走してもおかしくない危険な状態、
       それを危惧してかウル様は湖に自らを封印してこの件を終わらせようとした。
       ……でもこの状況よ、力はウル様でも抑えきれずに溢れ出している。」

アリーシャは冒険者達を見据えていた視線が自身の足元へ移っていたことに気付く。
視線を冒険者達へ戻し、唇を真一文字に結んで数秒の沈黙……そして口を開く

アリーシャ:「溢れた力は私でも霧を出す事で抑えられる。
       このままウル様と私が護り続けていければきっと…」

きっと、何だろうか。次に出てくる言葉は見つからず沈黙が辺りを包む。
その沈黙に耐えかねたように一人のエルフが言葉を発す。

> ゼロ:「・・僕の名前は・・ゼロ。・・精霊との関わりが・・浅からずある者です。
>     ・・僕では・・貴女のお役に立つことは出来ませんか・・?」
>    (精霊へと向けた視線はそのままに、目深に被っていた帽子の縁を上げ)
>
> ゼロ:「・・・あるいは・・貴女の手助けを行うことが出来るかもしれない
>     ニーディを・・・・僕たちが手助けすることが・・
>     出来ないでしょうか・・?・・以前に”調律師”として・・
>     精霊を沈めることが出来た・・ニーディのお母さんの様に・・
>     今はまだ・・その力を眠らせているかもしれない・・ニーディを・・。」
> (続いて、精霊へ投げた視線を小さな少女へ一度向け、再度精霊へと向け直す)

アリーシャ:「確かにニーディは調律師としての見込みはあると思う、精霊と話すくらいだからね。
       でも調律はできない…やろうとしても精霊の力に耐えられなくなるだけ――」

ニーディ:「ニーディだってできる!おじいちゃん、お姉ちゃんが言うチョーリツだってできるもん!
      お姉ちゃんが泣いてるのに、何もできないなんてないっ
      村のみんなと、湖のみんなと…アリーシャお姉ちゃんとまた遊べるなら
      ニーディはなんだってするよ!」

> メルディア:「さて、それじゃああなたの方で彼女たちを助ける方法を何か知らないかしら、
>        昔話でも口伝でも何でもいいんだけど。
>        友達が苦しんでるっていうのもあまり気持ちのいいものじゃないわよね」
>        (ニーディに尋ねてみる)

ニーディ:「うぅん…でも、ニーディはみんなと一緒にチョーリツができるよ!
      だからアリーシャお姉ちゃんとみんなは……ウル様のお手伝い!」

ニーディは精一杯片手をあげる。
するとメルディア、フィアはニーディの周囲で風が緩やかに渦巻くのを感じ取った。

> ユーリ:「…人間にも出来る手であれば協力はするが…な…。
>      …ただ…今、精霊のやっている『霧で覆うだけ』では人間の邪魔だ…。
>      …霧を必要としない段階まで工程を進めるか…あるいは他の手はないのか…?」
>     (精霊とニーディの双方から霧に頼らず精霊を鎮めるプランを聞き出そうとする。)

> ゼロ:「・・このまま霧が晴れなければ・・いずれ・・この地に住まう人間は・・
>     大きな被害を受けることになるでしょう・・。そして、貴女の言うように・・
>     霧が晴れれても・・貴女が抑えていた精霊が暴れだし・・大きな被害を被ることになる・・。
>     ・・この膠着状態を・・解決するためにも・・お互いに協力・・出来ないでしょうか・・。」
>    (真剣な眼差しと表情のまま、”悲痛”を漂わせる少女の姿へと呼びかける)

アリーシャ:「そう…貴方達がここまで言うとは思わなかったわ、正直驚いてる。
       この濃霧を晴らす為に取れる方法は二つあるわ。
       一つはさっきも言ったように徐々に溢れてくる精霊達を鎮めて行く方法。
       時間をかけていけばいつかは霧を出さなくてもいいくらい力が弱まるかもしれない…。
       もう一つの……方は…。」

アリーシャの表情が固まる。
困惑した表情を見せており、ゼロは悲痛の想いが一層強まるのを感じた。

アリーシャ:「精霊自体を…、無力化させることよ…。
       何が言いたいって。……つまりはウル様を、手に かける こと。
       ウル様ごと力を消失できれば、霧を出すまでもないわ…。」

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精霊から告白される事の発端、そして濃霧に包まれた真相が明かされた。
濃霧を纏っている原因は時が経てば消えるらしい。
が、すぐに問題を解消する方法もあるようだ。

エイラ湖を統括している大精霊ウルの討伐。
ウル自身を束縛している封印を解き倒すこと。
精霊ウルごと消失させることで精霊達の暴走を止められるらしい。

冒険者としての判断が求められる。


以上です。

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