Re: 【トライアルGM】ミッションプロット『雑草刈り』 うりえるレス
"rsc98642" <rsc98642@nifty.com>
Mon, 21 Jul 2008 13:13:16 +0900
末席GMのうりえるです。
プロットに対する感想と意見を
結構、辛口です。
>
> タイトル：雑草刈り
> テーマ：毒と薬は紙一重
> ミッション形式：CM（三回分）
>
現段階でのシステムでＣＭは非常に恐ろしく手間がかかると覚悟してください。
俺は、シナリオ次第なのですが、正直に言うと、やりたくないし。出来ません。
特に、戦闘に関しては、ターンあたりの判定回数が異常に多くなり
ＧＭがオーバーヒートしそうです。
命中→回避→威力→防御・・・と１度の攻撃（半フェイズ）で４回判定し
それを登場キャラ数捌くのは、非常に時間と労力を要します。
もちろん、ＮＰＣ側の判定値を固定値にするなどの対策はありますが
やるなら、覚悟してください。
ちなみに３回分・・・って３回ＣＭをするって意味だよね？
ＰＣの行動を予測するなら、１回目のＣＭ後「これが外的要因によるもの」
であると考えたら、調査ＭＭになりますね。
その対応はどうするのでしょう？
クーガ：「たくっ…迷惑な話だ、この騒動の犯人(原因)とっ捕まえたら
謝礼は出るんだろうな？」
（依頼者である、自警団員に確認をとる。）
ぐらいやってきます。
その時点で、３回ＣＭとかの流れは崩壊します。
まあ、無理やりシナリオの流れに引き戻す事は出来ますが…
それをされたＰＬが楽しめるのか？ってのは疑問です。
> 事の流れ：
> 始まり：生命力増強の薬を開発している魔術師が実験で空き地の植物に振り掛ける
> 第一フェーズ：植物の近くに生息している蟲も服用してしまう
> 第二フェーズ：その植物を齧った動物も薬に汚染される
> 第三フェーズ：効果の増強を狙った魔術師が自室の研究室で薔薇に実行、薔薇大暴れ
>
>
> ＊＊＊＊ 大まかな流れ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>
> 第一弾・・・舞台：中央からやや南東に位置する空き地
> 自警団、依頼：雑草狩り
> ⇒ありえないくらいに生い茂った雑草達、雑草刈り開始
> ⇒戦闘：雑草刈りしている途中、草むらから出てきた蟲（太郎さん）も何故か大きめ
>
> 第二弾・・・舞台：前回の空き地から更に南に進んだ発掘下水
> 噂：雑草狩りの後今度は悪臭対策
> ⇒自警団、依頼：大量の動物の死骸による悪臭が、死骸の撤去を頼まれる
> ⇒戦闘：いかにも死にそうなボロボロ状態のアンデッド？状態のドブネズミが
>
> 第三弾・・・舞台：中央からやや東に位置する建物
> 魔術師、酒場乱入：研究室でとんでもないことに
> ⇒戦闘：研究室の壁一杯まとわりついている多きな棘付触手、真紅の薔薇
>
>
> ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>
> 始まり：生命力増強の薬を開発している魔術師が実験で空き地の植物に振り掛ける
これって有り得る状況なのかな？
マトモな研究者なら閉鎖空間内での実験は当然だろうし、
ただの嫌がらせって意味ならありえるけど、その辺の背景が不透明なので
脳内にあるならいいけど、突っ込まれたらどうするの？
少なくとも、効果の安定しない霊薬を外で実験して、安全対策もされていない
のなら、学園は外聞気にして追放なり破門なり処分すると思われる。
>
>
> ＊＊＊＊＊ 第一弾 詳細 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>
> � Ъ�警団員が酒場に直接依頼、または張り紙で告知しておく。
> �◆�翌日の昼に集合という設定で、舞台移動
> ��：雑草刈り開始、それぞれロールと判定を行っていただきます。（筋力：敏捷：道具を使った判定、後はケースバイケース）
> �ぁЩ辰�して潜在力判定、引っかかれば草むらから近づいてくる何かに気付く
> �ァ�誰も気付かなければ不意打ち、Gokiburiの太郎さんが数体出現、戦闘開始
> �Α�倒し終える頃に草花が突然萎れ枯れ始める
> �АД潺奪轡腑鷭�了
>
> ＊＊＊＊＊ 第二弾 詳細 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>
> � Ъ�警団員が酒場に直接依頼、または張り紙で告知しておく。
> �◆�翌日の昼に集合という設定で、舞台移動
> ��：死骸撤去開始
> �ぁЩ辰�して下水通路の奥からボロボロだけど凶暴なドブネズミが数匹登場、戦闘開始
> �ァ�倒し、奥へ行くとドブネズミや犬、大き目の蟲の死骸が
> �ΑД潺奪轡腑鷭�了
>
> ＊＊＊＊＊ 第三弾 詳細 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>
> � �夜中の酒場に魔術師風の男が突然駆け込んでくる、突然の依頼
> �◆Гい辰討澆襪噺Φ羲爾�ら薔薇の蔦がはみ出ている、中は壁一帯に薔薇の蔦、中央に大きな薔薇
> ��：戦闘開始、尚部屋に居る限り陣形関係なく全てのＰＣが攻撃対象、外に出ると薔薇も出てきて陣形が組めます
> �ぁЮ鐺�終了、自警団が来て魔術師拘束
> �ァР帆椶靴任�るよ、できるよ！！
> ※：魔術師の部屋の広さ
> …大体正方形で７畳くらい、壁の周囲には本棚があったはずだが薔薇によって薙ぎ倒されている。
> …中央には丸いテーブルがあり試験管などが倒れたり壊れたりして散乱している。
> ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>
>
>
> 報酬：
> 第一弾：1人5S/MeP.1、雑草の刈り具合でMeP.1追加
> 第二弾：1人10S/MeP.2
> 第三弾：1人0S/MeP.3、現場である研究室を探すと生命力増強の薬入手（潜在力判定値14くらいで）
>
>
> ＠生命力増強の薬の説明：
> やや粘着性がある血の様な赤黒い色の液体で、高さ5cmくらいの八角形の香水瓶のような物に入っている。
>
> 動物植物関係なく生物を対象、一時的に身体能力や魔力を活性化させる。
> 薬の効果が切れると> 服用した生物は徐々に体がボロボロになり死に至る。
> 効果時間はそれぞれ異なるが、服用する量に反比例して死に至る時間も短くなる。
>
>
> ＊＊＊敵NPCデータ詳細＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
>
> 蟲（ゴキブリ）
> HP：30
> MP：5
> 命中：10
> 打撃：14
> 回避：8
> 防御：10
> 魔法抵抗：5
> 魔法防御：5
>
> ドブネズミ
> HP：55
> MP：10
> 命中：13
> 打撃：25
> 回避：5
> 防御：15
> 魔法防御：8
> 魔法抵抗：8
>
> 大輪の薔薇
> HP：205
> MP:100
> 命中：15
> 打撃：40
> 回避：8
> 防御：10
> 魔法防御：10
> 魔法抵抗：10
>
> ※特殊能力
> 対象1人を蔦で捕縛することができる。
> 捕縛の成否は2d6ダイスで勝負し、勝てば捕縛
筋力判定じゃねぇかな？
こういった判定が多くなるほど、ダレるよ。
あと、剣で蔓で斬るといった対処にはどう判定するの？
> 捕縛中の場合攻撃をすることができない
> 捕縛を解除する際、GMはPCを地面に叩きつけることができる
> 叩き付けた場合、PCに打撃20+2D6のダメージを与えるが、
> PCは2D6の値分ダメージを軽減することができる。
>
防具による防御判定は？と聞かれたら
どう言い訳するのかな？
> 以上です、よろしくお願いします。
> 余談ですが、ミッションプロットは何処かtxtファイル形式で保存しておいた方がいいのでしょうか。
> メールだと全体見るのに疲れてしまうかもしれないので。
ＧＭＭＬは添付ファイル弾かれるみたいなので
このままでＯＫですよ。
■総評
ミッションを作ろうという意思は認められるが
出来事に対して、PCや世界(つまりNPCや組織といった社会)が
どう動くのか？想像力が足りない。
いきなり、連続ＣＭとかでなく。
１本のミッションで、あっさり終わるぐらいのモノを作ってみてください。
研究者の失敗談的
過去ミッションのプロットを貼り付けておきます。
昔のものなので、判定方法などは違いますが
参考までに…
−−−−−−−−−− キリトリ −−−−−−−−−−−
サラマンダーと指輪
＜導入＞
３つ目の巨人亭に慌てて駆け込んでくるローブ姿の男
彼の名は『レッド＝バーンスタイン』、魔法学院で『暴発』の名で名物となるほどの
『事故』の多い研究生である。港の倉庫を実験場に改装し
魔導器『発火の指輪』の作成、研究に勤しんでいたが、
協力者の精霊使いの召喚した『サラマンダー』にフラスコの水をかけてしまう
怒り狂ったサラマンダーは、研究所内で暴れ始めた、
幸い、魔法の結界が張られた、研究所の外に飛び出すことは無いが
それも時間の問題と、急遽助けを求めに近所の酒場『３つ目の巨人亭』
へ来たのだった・・・
＜展開＞
精霊使いは既に逃げ出しており、研究所（倉庫）の中は荒れ放題
彼方此方には小さな火の手が上がっている。その様子にレッドはただオロオロとして
ます。放っておけば火の手は大きくなるだろう。
辛うじて魔法の結界は残っているものの破られるのは時間の問題だろう。
研究所の中央には、石畳の溝の掘られた円陣（直径約１０メートル）と其処に満たされた液体によって陣が描かれている。
その中央には高さ１メートルほどの台座があり、金色の指輪が其処に置かれている。
（指輪は焔鉄製で小さなルビーがはめられているまた、細かくルーンが刻まれており非常に高価）
サラマンダーは台座の上で、駆けつけた者達を見据えている
このサラマンダーはこの世界に召喚され、魔法陣の効果で強く具現化されているので
精霊使いの『精霊関知』によって意思の疎通は可能ですが
『サラマンダー 』への対処は、ＰＣ達にゆだねられます。
＜結末＞
サラマンダーの鎮圧に成功したＰＣ達
レッドは終了直後に報酬は支払えませんが、後日、改めて
支払いにきます。
代価として、１人１０〜１５Ｓですが、説得に成功した場合
研究が捗った事に喜び２０Ｓになります。
発火の指輪は出来ませんでしたが、彼なりに何かを掴んだようです。
＜真相＞
サラマンダーとの会話
精霊関知
７レベル以上なら、通常会話、
３レベル以上なら 片言ｏｒ途切れ途切れ
となります。
◎戦闘へ
ターン制へ以降
ＰＣが倒す事を決断した場合、レッドは『魔化』によってＰＣ達の武器に
魔力付与を行います。戦うなら、素直に戦闘となりますが、結界とフラスコの水が
かかった事で、サラマンダーは本来の力を発揮出来ません。
◎交渉へ
ＰＣ達が交渉に向けてアクションを始めたら
室内では小さな火の手が上がっている、その様子に、レッドは
足で火の手を踏み消そうとし始めます。（厚手の布で火を覆ったりも）
布なんかもあるので、バタバタすれば消火活動はできるだろう。
サラマンダーに対して消火を試みた場合は、即戦闘となります。
成功のキーワードは『代償』
レッドの事故によって得た、傷を癒す、もしくは
サラマンダーの糧となる可燃物を渡す事で、宥めて
再契約が可能となります。
サラマンダーは精霊種のため、プライドが高く
侮辱や威圧は逆効果となり、戦闘へとなだれ込みます。
indexへ