MM「濃霧調査(村チーム)」_Turn005

Y NAKADA <miruani@hotmail.com>
Sat, 27 Dec 2008 09:54:20 +0000


お疲れ様です、担当GMです。
大変長らくお待たせ致しました。今年最後のアクション結果メールです。
予定していた期間よりえらく長くなりそうですがまったり行きましょう(ぁ

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**********【村 チーム】**********

宵闇でよくわからなかったが、村長宅は意外に広いようだ。
冒険者達に宛がわれた部屋は二階の三部屋、
客人用なのか一室に簡素な椅子と机、そしてベッドが用意されている。

このまま寝るのもいいが、夜はまだ長い。
冒険者達は各自思い思いの行動を起こしていた。


メルディアの場合・・・・

宛がわれた部屋、そこには女戦士とようj…少女が居た。
不釣合いな組み合わせ、だが暖炉での流れから言えばこうなるのであろうか。
少女は窓から外を見やり女戦士に振り返り笑う。

メルディア:「あなたのようなお嬢さんが案内役を買って出てくれるなんて驚いたわ、
       よっぽどあの森に詳しいのね。
       ところで、ここに来る前、二階の窓からあたし達を見ていたのはあなた?」
       (移動しながらぼんやりした笑みを浮かべて話しかける)
       <不思議な子・・・道案内を買って出た理由も気になるし視線の主がこの子なら何かあるのかしら>

ニーディ:「えへへ、だってこの森は私のお庭だもん。 知らない所はないよ!」

楽しそうに喋る少女。
曰く美味しい木の実がなっている場所。
曰く子鹿と会える場所。
曰く麓の友達と遊べる場所…
言葉は留まる事を知らず、一方的にニーディが話す形になっていた。

メルディア:「そういえば、途中の町で森の中で子供を見たという人がいたのよ。
       ニーディみたいに森に詳しい子がこの村には何人もいるのかしら?」
      (たまに周囲に気を配りながら話を続ける)

ニーディ:「んー、居ない?
      怖がって森に入ろうとする子、あまり居ないし。
      本当は怖くないし、楽しい所なのにねー」

メルディア:「そうなんだ。ところでこの村の大人達は霧のこと、
       というかあの城やあたし達のことに関わり合いたくないみたいだけど・・・
       何か事情があったりするの?」
      (あごに指を当て不思議そうに質問する)

ニーディ:「何でだろう?ニーディにもよくわからない。
      りょーりつがどーだのって言ってたのは覚えてるけど。」

メルディア:「ところで、この村毛皮は扱ってないかしら?
       あたしの外套はもうこんなだから新しいのの材料に毛皮の出物があったら欲しいのよ。
       この霧のせいで猟師さんも仕事になってないのなら品もないかもしれないから
       無理にとは言えないけどね」
      (外套の端をつまみながらニーディに話しかける)

ニーディ:「パパがいつもあったかい毛皮着てるよ!
      パパは村で一番のりょーしさんなのっ 今度私にもまっしろなもふもふをくれるの!」

ニーディ:「…ぁ! ごめんねお姉ちゃん、私ちょっといってくる。ばいばい!」

ニーディが窓に目をやると気付いた様に跳ね上がる。
わたわたとフードをかぶり、手を振るといそいそと部屋から出て行った。

・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


フィアの場合・・・・

部屋に案内された後、フィアは再び暖炉部屋に来ていた。
そこには先程と変わらぬ村長の姿、暖炉の火を見つめているのか揺り椅子に深く腰をかけじっとしている。

村長:「何じゃ…まだ用か?」

振り返らず、ただ疲れたような声でフィアに問いかける。

フィア:「・・・時に、もう少し、お話を聞かせて頂いても良いでしょうか。
     先ほど、わたし達の前であれほどに思わせぶりな事をおっしゃるからには、
     何らかの説明をいただかない事には気になって眠れません。
     ・・・先ほども咳き込んでいらっしゃいましたね。お加減が・・・?」
    (丁寧な口調に、冗談めかした響きを含ませながらも、退く気のない風で一歩進み出る。
     が、ふとした表紙に軽く眉を寄せ、心配そうな表情をのぞかせる)

村長:「……あの話は村の一員に話したものじゃ。お前さんには一切関係のない話。
    それに体は至って正常、診てもらう必要もな―――」

フィア:「・・・わたしは薬師です。冒険者である前に人として。
     村長の貴方に課せられるものがあるように、薬師としてのわたしにも優先すべき事があるのです。
     もちろん、同業者の職域に踏み込む場合は十分に注意をしていますが。
     
     そうですね・・・風邪ならば、暖かくして後は、喉に良いお茶を・・・」
    (誤解しないで欲しい、と、束の間厳しい表情を見せるが、軽く一息ついて表情を和らげる。
     村長の様子をよく観察して、体調が悪いのなら、できる限りの処方を試みようとする)

村長がため息を吐き、しっかりとした足取りで暖炉の前に立ちフィアへ顔を向ける。
杖をついていながらも堂々とした姿勢で病で体を弱めているようには到底見えなかった。
老人の目が細まりフィアを観察する。

村長:「ふぅ、外の人間とやらはこうも強情とはな…
    薬師……と同時に、魔に深い関わりがあるようじゃな。
    …話してみぃ。」

フィア:「今日の昼すぎに城の方から来た文書、とはどのようなものだったのですか?
     何か、新たな出来事が起こったということでしょうか。
     わたしたちの仲間がすでにそちらに向かっているのですが、わたし達の仕事に
     関係があるのは間違いないようです。できる範囲でご説明頂けるでしょうか。」
    <城の責任者・・・名は・・・?>
    (改めて心を落ち着けて考えをまとめ、静かに話しはじめる)

村長:「そうじゃな、お前さん達に関係のある内容じゃ。
    一つ、都市から来る冒険者達に対し協力を要請する。
    一つ、事変の根源は精霊、即ち"調律師"たるわしらに事変解明の助力を要請する。」

村長:「ヨトナの血筋の者は古より精霊に対し深い繋がりを持つ一族
    お前さん達がいう精霊使いのようなものじゃ。
    調律師とは荒ぶる精霊を鎮め、その土地に平静をもたらす者。
    ヨトナの血を強く受け継ぐ者が調律師としてこの土地を統括することになる。」

村長は視線を落とし、皺の多い顔で眉間に皺を寄せて話す。

村長:「じゃが、今はその調律師はこの村に居ない…獣に食われて死んでしもうたからの……。」

フィア:「森への案内者ですが。
     貴方につながる子ですか?まさか、あのような幼い子どもが名乗り出ると思いませんでした。
     この家に住んでいるのですね。わたしの連れに興味を持っていたようですが・・・」
    <あの子ならば可能・・・ということは、どういう・・・?>
    (少女の名を小さく呟き、その響きを確かめるようにして視線を村長に向ける)

村長:「………その死した調律師の娘が、ニーディじゃ。」

そうポツリと零す。
村長はそれだけ言うと暖炉の方へ向き直り、肩を落としてフィアに語りかけた。

村長:「もしかしたら、ニーディには調律師としての力があるかもしれない。
    じゃが幼子には早すぎる…村で護ってやらねばならんのだ。
    …もう娘のような悲劇は起こしたくないんじゃ……。」

・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


ゼロの場合・・・・

村長宅、玄関。
そこには外からやってきたエルフの男性と、毛皮の男が居た。
男は今から外へ出て行く様子である。

ゼロ:「・・村長さん・・・協力して・・頂けるのでしょうか・・?
    このままだと・・こちらの村にも・・いずれ・・尋常ならざる被害が及ぶとおもうのですが・・・。
    ・・・それに・・先程、城からの文書が来た、と言われていましたが・・
    どんな内容だったのでしょう・・。・・城の方にも・・仲間が行っていますので・・心配です。
    ・・・良かったら教えて頂けないでしょうか?」
   (村長の居ない所でそっと毛皮服の男へと声を掛けて、沈痛な面持ちで頷く)

毛皮服の男:「村長は協力する、形がどうであれな。
       文書の中身は言えねぇが簡単に言えばお前達冒険者の調査に協力してくれとの要請書だ。
       
       …あーた、尋常ならざる被害ってのはこの霧の末路のことか?
       知ってるのかい、この霧を。
       
       いや知ってるわけがないな、すまない、今のは忘れてくれ。」

ゼロ:「・・ニーディ・・でしたか・・。
    ・・どうして・・あの子なら・・霧の中でも・・”可能”と・・言い切れるのですか?
    ・・・こちらに来る途中・・霧の中で・・走り回る子供の噂を耳にしていますし・・。
    ・・霧と・・子供・・。何か繋がりがあるのですか?」
   (さらに思い出したかの様に付け加え、相手をじっと見つめて反応をみる)

毛皮服の男:「娘は森で遊ぶのが好きでな、春から夏にかけてはよく近所の子供と森で遊んでいる。
       だが、この時期になると餌を求めて獣達が山から降りて来るから…森には出していないが?
       村長も、ニーディの話を間に受けすぎだ…まだあの子は幼すぎる、森の全域を見ているわけじゃない。」

ブーツの紐を締め直し、玄関に手をかける男。
ふと思い出したようにゼロへ振り返る

毛皮服の男:「あぁ、もう一度言っておくが……この時期の森は餌を求めて獣達が徘徊している、
       そんな危険な所へ娘はやれない。これが大人…いや親の意見だ。」

男は言葉を残し、外へ出て行った。
それを追うように外へ出たゼロ。

ゼロ:「・・・森近くまで来ると・・流石に・・・。
    ・・何が霧をここに留め・・何を霧の中に孕むのか・・・・。」
   (薄暗くなった村から森へと少し足を進め、森へと視線を投げ続けるとそっと集中して精霊達の声に耳を傾ける)

森の向こうからは不安や苛立ち、焦燥の意が伝わってくる。
ゼロの額に汗が浮かぶ…と同時に感知した精霊の中に一つ穏やかな気配を持つ精霊を見つける。
方角は後方上…村長宅の上だろうか?

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以上となります。
年内に送れてよかったーよかったーよ。
本当遅くなってしまい申し訳ないです
透明ランナーが出てしまいましたが、ランナーが復帰次第合流という形で進めようと思います。
来年もまた、MOHGをよろしくお願い致しますm(_ _)m


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