Re: MM「ホイール・サクリレッジ」
"mitsuru" <mitsuru@song.ocn.ne.jp>
Tue, 12 Aug 2008 17:27:19 +0900
どうも、担当GMです。
件名アクションに対するリアクションの結果です。
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天聖暦1048年 千年都市ガウディ
くだらない、くだらないことだわ、と銀髪の女性は高らかに哄笑する。
その笑い声はガウディの空へと吸い込まれる。そして、レオやバレストラの耳にも平等に…
レオ：「…構わない。逆に言えば、僕が剣を手放さない限りネリーはネリーだ。
それで解決、とは言えないけどまず人であることは守る事ができる。命を張る価値はあるさ」
（剣を握りなおし）
？？？：「貴方の命に如何ほどの価値があると思って？イリオーンの崇高なる『三位一体』以上に何が価値があるというのかしら？」
（うふふ、と何がおかしいのか、レオの言葉に哂いでもって返した）
その異形の鈎爪と化した腕と金色の細剣「ゲナードォス」は健在。
彼我の能力差を埋めているのは、ひとえにレオの技術と経験だろう。その二点においてはレオが彼女を上回る。
レオ：「ネリー。過去の君に何があって復讐の旅に乗り出したのかは知らない。でもこれだけは言える。君は手段を間違えたんだ。
人であることを辞める決断をする前にもっと人を頼るべきだった。
そうすれば碌に報酬も取らず手助けするお人好しの一人や二人は捕まえられた。お人好しだらけの冒険者の集まる酒場も見つけられた。
…復讐なんて、人の身を捨ててまですることじゃない。この十数年、復讐に生きてきた感想さ。
本当に人でなくなっても良いのか。…君のためにずっと力を尽くしてる彼のことを合わせて、もう一度良く考えてみるんだね」
（？？？の方を向いたまま、独白のように言葉を紡ぐ）
バレストラ？：「でも、私は…ネリーは…でも、でも…それでも、許せなかったんです！なら、なんで！なんで、ネリーたちの村が妖魔に攻め込まれた時、誰も助けに来てくれなかったんですか！
レオさんの言うことが真実だとしても…ネリーはッ！」
（そのまま、その場に膝から崩れ落ちる）
今、確かにネリーの…ネリー自身の言葉がレオの耳を打った。
それが間違えることなき真実の言葉。
未だ自らの過ちも正しさもわからぬ彼女の本当の言葉。偽らざる言葉は、彼女自身の体を縛り、身動きが取れなくなっている。
レオ：「さて…その耳障りな笑い方も今日までだよ。仲間の命と、仲間を嗤った罪のために…愛剣”グラオーグラマーン”にかけて断つ」
（猛然と突進し、大上段から剣を叩きつける）
ネリーはきっとどちらの加勢もしないだろう。少なくとも、レオを背後から撃つ、ということはまず、しない。おかしな話だが、そんな確信がレオにはあったかもしれない。
？？？：「あはん、これだからヒトは、くだらないのよね」
（ギン！とレオの剣を爪で受け止める。また火花が散ったが、爪からギシリ、ときしむ音が聞こえる）
利いている…？そう思った瞬間、レオの目の前を金色の細剣が奔る。
思ったとおり、銀髪の女性は細剣…いや、武器の扱い方を熟知しているわけではない。ただ、強大な身体能力を傘にして力押しをしているだけ。
レオ：「クッ…」
（身を捻り反身）
だが、それでも、その暴力的なスピードとパワーは脅威以外の何ものでもなかった。
それは目の前を掠めて言った剣の鋭さが物語っている。
レオ：「…ぁッ！」
（大剣に似合わぬ鋭い突きを放つ）
半身の状態から一瞬にして体制を整え、放たれた一撃はまたしても爪に防がれる。
？？？：「ヒトのくせに…」
（レオの大剣を振り払って後退する。その顔には微かに苛立ちが募っていた）
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以上になります。
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