Re: 青いカード調査

"mitsuru" <mitsuru@song.ocn.ne.jp>
Sat, 9 Aug 2008 00:52:47 +0900


どうも、担当GMです。
件名アクションに対するリアクションの結果です。
長いこと、私事が滞っておりました。そのため、リアクションが遅くなったことをお詫びします。本日より通常活動に戻ります。

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天聖暦??? 『深蒼審理』

高らかに立ち並ぶ書架。
ヒトの記憶を木々に例えるならば、きっとこんな感じだろう。

クーガ:「んで?何処にいるんよ?」
(シールに尋ねつつ、剣を抜き、自分も五感を総動員して探す)

シール:「…『まだ』です」
(短く言葉を紡ぐ)

といっても、クーガからすれば不安だろう。
何しろ、得体の知れない人物から、得たいの知れない場所へと移され、いまから得たいの知れない『試練』とやらにつき合わされるのだから。

クーガ:「本棚の影から不意打ちってのは無しにしようぜ、試練だそうだし。」
(聞いてるのか解らないが、相手に呼びかけつつ、防御姿勢で警戒し、ゆっくりと移動) 


<既に始まっていると考えた方が無難かね?・・・俺なら不意打ちなんか当たり前にするし。>

ちらり、と本棚の背表紙が見えた。
そこにあったタイトルは『蒼天は誰がために』。

クーガ:「もう少し広い所は無いのか?此処だと本を傷つけてしまうぞ…つうか、不可抗力だからな。」
(シールに言いつつ、いずれやってしまう事を宣告しておく。)

シール:「無駄です。いかに貴方の剣といえどそれは不可能です。ご安心を」
(両目は未だに閉じられている)

そして、クーガの目の前に人影が現れる。
いや、人『影』ではない。
クーガの目の前に現れた『それ』は、真黒のヒト。黒い絵の具を塗りこめたかのように全身が黒いヒト。

その人影が一歩、踏み出す。びしゃり、と黒い影のようなものが床に滴っていく。
びしゃり。また一歩。
びしゃり。さらに一歩。
びしゃり。びしゃり。びしゃり。

影が踏み出すたびに黒い影のは床に落ちていき、その全貌が明らかになっていく。そう、目の前に立っていたのは…

???:「ったく…やってらんねー。本当に終わるのかよ」
(悪態をつきつつ、若い声が響く)

目の前に居たのは、濡れたような艶をもつ黒髪に黒曜石のような黒色の瞳、良く日に焼けた褐色の肌を持つ齢15、6位だろうか?その年頃の少年。
すでにその身体にはあちこちに大小の傷がある。

薄茶色の革鎧には歪な赤い紋様が走り、とげとげしい手甲と足甲にもどうように赤い紋様が走っている。しかし、一際目を引くのは、彼の手にある蛇腹のように切れ目の入った長剣だろう。それは一見すると『カタナ』と呼ばれる剣に酷似していたが、蛇腹のように入った切れ目が、それではないことを告げている。

いや、それよりなによりも―――その顔は…15、6歳の頃のクーガそのもの。

シール:「あれが、『天頂』に至りえる者。貴方が『天頂』を見上げるのと同じように『天頂』にある者たちは、貴方を見ている。ゆえに、あれは、貴方の『可能性』そのもの。」
(玲瓏なる声が淡々と紡がれる)

クーガ・ジ・ジナス:「あぁん?また同じ顔かよ。もう、むさ苦しい面は見飽きたっつの。なんで、若いのは俺だけなんだよ。あーくそ、面倒この上ねぇわ!」
(ガシガシと頭を掻いて悪態をつく)

「さっきの白い俺もむさいしよー。俺、あんなのになっちまうわけ?」とか、いっている。

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以上になります。 




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