特殊装備品 |
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茶色の帽子 | 魔糸で編み込まれた帽子。白亜の一族より手渡されたもの。
その魔力によって染められた茶色に隠されるようにして帽子の表面に同じ茶色の糸で並木風景が刺繍されているため、かなり近くまで顔を近づけないことには気がつくことができない。
帽子の形は所謂とんがり帽子である。
だが、つばの部分に大小二つの穴が空いていて、とんがっている部分は力なく半ばから折れるようにしてくたびれている。
含まれた魔力には微かに森の精霊力が篭っており、
それが着用者の秘められた力を引き出しているようだ。
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イロンデル・クー | 深い紺色をした外套。裾の後部が燕尾のように分かれている。
真銀の魔糸で編みこまれており、着用すると身軽さを感じる。
羽のように軽い着こなしであるが、防御力は見た目に反して高く、紋様や刺繍の一部がファルクス特有の技術で、通常にも増した
魔法防御力を真銀から引き出している。
名はデザインからか、古代ファルクス語で「燕の尾」の意。 |
風燕の指輪 | 小指にはめることしか出来ないほど小さな指輪。
台座の部分には小さく、しかし精巧な燕の絵が描かれている。
魔力を秘めているらしく、そこそこの価値はあるようだ。
台座の裏には「汝、燕の如く空を駆けよ。汝、飛燕であれ。」と彫られている。
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サクレ・セルパン | 細い棒に蛇がまきつき、鎌首をもたげている、という意匠。
ファルクスの霊山カルファス産出の、紫紺石を用いて製作されたもの。
紫紺石は、その名の通り紫紺の色をした透明度の低い鉱石で、特殊な工程を踏んでとても軽くなり、高い魔力を帯びるようになる。
杖として最適で、ファルクスの高位の魔術師達に好んで使われていた。
直訳は古代ファルクス語で「聖なる蛇」。 |