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受付

 ガウディの中心部より随分離れた所に、その古い建物はあった。
周囲には市民階級の家が雑多に立ち並び、少し視線を巡らせれば外壁が間近に見える。
この辺では大通りにあたる道に面しているのだが、周囲と比してもやや異質な雰囲気である。
出入りする者もまばらで、これが何の建物なのかとすぐに判別つく者は少ないだろう。
答えを求めるなら、扉の近くに掛けてある木製の看板を見に行かなければならない。
 少しの階段を上った先、そこには申し訳程度にこう記されていた。

 『旧冒険者ギルド』

 この建物がまだ新しかった頃、ここは冒険者ギルドの拠点として活動していたのだという。
今の冒険者ギルドのように、かつてここも多くの冒険者と依頼人で賑わっていたことだろう。
本部が今の冒険者ギルドに移ってからも、ここは冒険者ギルド派出所として活動している。
しかし、往時の様な賑わいは無い。ただ、静謐の中にその姿をとどめているのみである。

 ギルドの中に入ると、図書館のような静かさに驚くことだろう。
扉の開閉する音が室内でやけに響く。室内は薄暗く、窓からの明かりが数条、床に眩しい光を落としている。
それでも、改めて室内に目を向ければ、そこが一応冒険者ギルドの体を成している事が分かる。
話し合いの為のテーブルに椅子、依頼用の掲示板、地図、本棚、その他諸々が広い空間を贅沢に使っていた。
依頼用の掲示板にあるものは、どれも本部で見たものか、子供の使いばかりな様だが…

 「依頼を受けに来た冒険者かね?」

 しゃがれた声を掛けてきたのは、奥にある受付のカウンターで書き物をしている男である。
 やや小柄で、年齢は初老といった所だろう。背は丸く、動きもさほど敏速とはいえない。
ぼさぼさにした黒髪まじりの白髪の上にベレーを乗せ、鼻には黒ぶちの丸眼鏡を乗せている。

 「ここで依頼を受ける気なら、冒険者の登録手続きをしてもらわなくてはならんよ。
  本部の方で登録してるかは知らんが、あっちと情報を共有している訳じゃないからな」


 言うと、受付の男は少し書き物の手を止めて、自分の肩を片手で軽くもみ始めた。

募集人数:制限なし
投稿期日:期限なし
最大アクション数:制限なし

参加必要条件:MOHGにキャラクター登録がしてある事

旧冒険者ギルドに登録すると、メモリーミッションに参加する為のスキル・ステータス値が得られます。
次回に、基本成長分のMePをお渡ししますので、ローカルルールを見ながら成長させてください。
 また、受付は登録時、「過去の業績」をキャラクターに尋ねてきます。
その際、キャラクターが以前の「Heaven's Gate」で体験した冒険(CMやMM)の話をすると、
その数や内容に応じて追加MePが得られる事があります。
 その他にも、受付は「市販されていない武具」を装備している場合、その由来を尋ねてくる場合があります。
その内容により、その装備品の数値を通常品より増減させる場合があります。
 (ただし、アピールポイントにてその武具の詳細が記されている場合は除く)

メールの送り先gmml@tmohgw.twinstar.jp
メールの件名:「冒険者登録」
※アクションの書式につきましては、従来のHeaven's Gateの書式に依るものとします。

その他、質問がありましたらこちらまでお寄せ下さい。
多数のご参加お待ちしております。

システムGM:きい
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